人気のプログラミング言語は、市場ニーズなどに応じて日々変化していますが、「TIOBEプログラミングコミュニティインデックス」の2022年5月版の人気プログラミング言語ランキングによると、
第1位はPython、第2位はC言語、第3位はJavaでした。
それぞれについて解説していきます。
Python
Pythonは、AI開発やビッグデータ解析などの分野でよく使われるプログラミング言語で、Webアプリやデスクトップアプリ、IoTシステムの開発などにも活用されています。
Pythonは、ソースコードをその場で機械語に変換しながら実行するスクリプト言語に分類されます。スクリプト言語は実行速度はやや遅いものの、人間が使う自然言語に比較的近いので習得難易度が低いという特徴があります。
Pythonも習得難易度は低めで、誰が書いても同じようなソースコードになるように設計されているので、初心者でも学びやすくなっています。
また、AI開発やビッグデータ解析を強力にサポートしてくれるライブラリが豊富に揃っているのもPythonのメリットです。
以下の記事で人工知能について解説しています。
C言語
C言語は、あらかじめ機械語に変換してから実行するコンパイラ言語の一種です。
コンパイラ言語は実行速度が速いという特徴があるのですが、C言語はコンパイラ言語の中でも実行速度が速く、どのような環境でも実行できるというメリットもあります。
また、高い汎用性を誇り、苦手な分野はあるものの、実現できないことはほとんどありません。
一方で、C言語は習得難易度が高いのがデメリットです。C言語を扱うにはCPUやメモリなどのハードウェアについての知識も必要なので、初心者にはハードルが高い言語として知られています。
しかし、C言語はC++・Java・Python・C#・JavaScript・PHPなどの基となった言語なので、習得できれば他の言語の学習コストは大幅に下がります。
Java
Javaもコンパイラ言語の一種で、業務系システム開発やアプリ開発など汎用性の高さが魅力の言語です。
開発効率が高いという特徴もあるため、様々な開発分野で利用されており、求人数も多くなっています。
一方で、JavaはC言語ほどではないにしても習得難易度は高めなので、初心者にはハードルが高いかもしれません。
最後に
以上がよく使われている3種類のプログラミング言語の大まかな特徴となりますが、おすすめの学び方はプログラミングスクールです。
プログラミングスクールではプロのエンジニアからスキルを学べるので、効率的に学習を進めることが可能です。
特にC言語やJavaは独学では挫折しやすいので、プロのエンジニアから指導を受けることをおすすめします。
参考文献