近年「海洋プラスチック問題」が深刻化しています。
海洋プラスチックというのは簡単に言うと「海に流れ出てしまったプラスチックゴミ」のことです。
以下の記事で解説しています。
海洋プラスチックには大きなものからホコリより小さなものまで数多くあり、主に海洋生物への影響が懸念されています。 一体どこからやってくるのでしょう?
よく目にするものから?
1番わかりやすい例としてコンビニで貰える「ビニール袋」や、お弁当の容器やプラスチックで出来た「スプーン」「フォーク」などがあります。
また、釣り人が使う「釣り糸」漁師が使う「網」なども切れてしまうと海洋プラスチックになります。
これらのプラスチックは悪意のある人間に直接海にポイ捨てされることもありますが、自然現象によって海へ運ばれることもあります。
例えば、風によってビニール袋が飛ばされ海へ落ちてそのまま漂ってしまうパターン。
また海ではなく河川などに落ちてしまい、そのまま海へ流され海洋プラスチックになってしまうというパターンもあります。
上記の場合海に流れてしまう前に回収出来ればいいのですが、なかなか厳しいのが現状です。
重要な課題
海洋プラスチック問題の中でも「マイクロプラスチック」と呼ばれるあまりにも小さなプラスチックゴミですが重要な課題になっています。
このマイクロプラスチックは非常に小さなプラスチックで、洗濯した時に出た糸くずやホコリや歯磨き粉や研磨剤など目に見えないサイズのものまであります。
このマイクロプラスチックはビニール袋やお弁当の容器のように拾って捨てると言ったことが難しく、回収が厳しいとされているのです。
また前述しているプラスチックゴミも長い間海に流され岩などにぶつかることで小さくなりマイクロプラスチックとなってしまうことがあります。
海洋プラスチックの年間排出量について
そしてこの海洋プラスチックはなんと年間800トンも出ていると言われており、これは年間で漁獲される魚の総量より多いと言われています。
このままだと海が海洋プラスチックだらけになってしまうことは火を見るより明らかです。
まとめ
この問題については自分は関係ないからと見て見ぬふりをせず、この危険性をしっかりと周りにも伝えていく必要があります。
またゴミはゴミ箱に捨てる、ということを徹底するようにすることが最も簡単な問題解決になっています。
個人でできることはなかなか少ないですが、是非海洋プラスチック問題に取り組んでいきたいところですね。