日常にあるもので、手軽に健康になりたいと思う方は多いでしょう。
今回は玉ねぎの皮を使って、健康になる方法を紹介していきます。
玉ねぎの成分
玉ねぎの皮には血液をさらさらにする「ケルセチン」という成分が含まれてます。
ケルセチンとは、ポリフェノールの一種です。ポリフェノールはフラボノイド系とフェノール系に分けられますが、ケルセチンはフラボノイド系のフラボノール類に分類されます。
このケルセチンを多く摂取している人は、心筋梗塞で亡くなる割合が少なかったという報告があります。
玉ねぎの皮には血液をさらさらにする「ケルセチン」という成分が含まれてます。
ケルセチンとは、ポリフェノールの一種です。ポリフェノールはフラボノイド系とフェノール系に分けられますが、ケルセチンはフラボノイド系のフラボノール類に分類されます。
研究報告
このケルセチンを多く摂取している人は、心筋梗塞で亡くなる割合が少なかったという報告があります。
また、ケルセチンを日常的に摂取している人は、LDL(悪玉)コレステロールの数値が低いという調査結果が出ています。
玉ねぎの皮でサラサラになる理由
どのようにしてケルセチンは血液をサラサラにするのでしょうか?
そのためにまず、血液がドロドロとはどのような状態のことを指すのか理解する必要があります。
血液がドロドロの状態とは、血液が粘性を増し、流れが悪くなることを指します。
ドロドロになると、毛細血管が損傷、又は詰まることがあり、酸素や栄養素の供給が途絶え、細胞の死滅を引き起こしてしまいます。
また、太い血管もLDL(悪玉)コレステロールが付着し、これが動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞などの病気へと繋がります。

さらに詳しく
LDL(悪玉)コレステロールが動脈硬化を引き起こす仕組みについてですが、これはLDL(悪玉)コレステロールが酸化コレステロールへと劣化することによって引き起こされます。
血液中のコレステロール値が上がると、LDL(悪玉)コレステロールが血管の中に入り込みます。
これが活性酵素により酸化します。この酸化した状態のLDL(悪玉)コレステロールが酸化コレステロールです。酸化LDLコレステロールは白血球の一種であるマクロファージが捕食してくれますが、泡沫化して血管の壁にたまります。
この泡沫化してたまったマクロファージが動脈硬化の原因となります。
つまり、血液をサラサラにするには、泡沫化したマクロファージを生み出す原因となるLDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぐ必要があります。
長くなりましたが、玉ねぎの皮に含まれるケルセチンには強い抗酸化作用があり、LDL(悪玉)コレステロールの酸化を促す活性酵素を除去してくれます
つまり、動脈硬化の進行を防ぎ、血液をサラサラにしてくれるというわけです。
具体的な方法!
玉ねぎの皮に含まれるケルセチンをどのように摂取するかについてですが、これは「玉ねぎの皮茶」を飲むと良いでしょう。
作り方は簡単で、鍋に玉ねぎの皮2個分と水を適量(300~400ml程)入れ、中火で煮込みます。
煮立ったら、弱火にして10分煮出したら完成です。
玉ねぎの皮は百均で購入可能なお茶パックに入れると取り出しやすくおすすめです。
最後に
玉ねぎの皮を摂取すると血液がサラサラになる理由と、玉ねぎの皮に含まれる成分「ケルセチン」の摂取方法でした。
皆さんも是非お試しください!
参考文献
玉ねぎの皮は栄養成分だらけ?旨味を活かす美味しい食べ方とは | CHANOYU (e-cha.co.jp)
